- 眺める風景が歓びで満たされてゆく、
J.CRESTという美匠の邸。 - 景観価値の創造を求めた外観意匠、ランドプランや迎賓の想いを込めた共用空間のしつらえ。そして、経年美化に配慮して厳選したマテリアル。さらには、プライバシーへの徹底したこだわりを見つめた住宅の本質的な豊かさを届ける開放性を重視した住戸デザイン。「最上の暮らしを創る」というブランドメッセージを実践し、一邸一邸の個の豊かさを追い求めた住思想を具現化しました。
ARCHITECT INTERVIEW
住居設計をすることは、暮らす人の小さな「気持ちいい」を集めることだと考えています。帰宅の途、住まいが見えて気持ちがいい。エントランスに入って気持ちがいい。居室で暮らして気持ちがいい。居住者それぞれが暮らしを紡ぎ、また時として繋がり合うストーリーを、頭のなかのキャンバスに描く。それが私の設計の出発点です。都市空間に対して住まいが主張しすぎるのではなく、馴染むことで生活をリアルに想像できるようになります。「J.CREST県庁前」では高松の中枢という品格とその場所で営まれる暮らしを、建築によっていかにフィットさせるかが命題でした。
県庁前という「最上のロケーション」の誇らしさを表現すべく、清廉な白を基調に外観意匠を構築しました。同時に、住まいに冷たい印象が現れないよう、表面が波打つような造形のタイルを用いています。時間によってタイルに反射する光量が変わり、外観に陰影が現れる。それは居住者の暮らしを映し出す鏡のように、躍動感を持ってエントランスへと連なります。
APPROACH
ENTRANCE HALL
LAND PLAN